佐土原克佳税理士事務所 > 記事コンテンツ > 相続税申告するときの必要書類について
相続税を申告する際には申告する内容によって必要書類は異なります。
本記事では、相続税申告の必要書類を主な特例をあげて解説します。
相続税の申告には、主に本人確認書類と相続に関連する書類を提出する必要があります。
まず、申告書にはマイナンバーを記載し、税務署での本人確認を受けるために本人確認書類の写しを添付する必要があります。
申告書を提出する場合は、本人確認書類を持参することで写しの提出を省略することも可能です。
また、e-Taxを利用して申告する場合、本人確認書類の提示や写しの提出は不要です。
本人確認書類は、マイナンバー確認書類と身元確認書類の2つに分かれます。
マイナンバー確認書類にはマイナンバーカードの裏面や通知カード、マイナンバーが記載された住民票の写しが含まれます。
身元確認書類にはマイナンバーカードの表面、運転免許証、パスポート、在留カードなどが該当します。
特に、マイナンバーカードを用いる場合は表面と裏面の写しを両方提出する必要があります。
相続税申告書に必要な添付書類は、一般の場合、被相続人の全相続人を明らかにするための戸籍の謄本や法定相続情報一覧図の写し、遺言書または遺産分割協議書の写しが必要です。
もし養子がいる場合は、その養子の戸籍も提出しなければなりません。
相続時精算課税が適用される場合は、さらに被相続人の戸籍の附票の写しも必要です。
贈与を受けた特定贈与財産に関する書類もあり、居住用不動産を取得したことを証明する書類や贈与を受けた配偶者の戸籍の附票の写しが求められます。
また、配偶者の税額軽減を受ける場合は、相続人全員の印鑑証明書や分割見込書も必要です。
相続税の申告期限は、相続が開始したことを知った日の翌日から10か月以内です。
提出期限が土日祝日に重なる場合は、次の平日が提出の期限になります。
必要書類は申告手続きの円滑な進行を助け、正確な税務処理を実現するために欠かせません。
ご自身で準備するのが不安な方は税理士に相談することをおすすめします。